【レポート】『仮面ライダーアート展』へ行ったぞ!

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こんにちは、久々登場の印度です。

昨年は姉妹ブログ『特撮ヒーロー作戦!』の方で、
新潟県の新津美術館で行われた「ウルトラマン創世紀展」のレポートをしましたが、
今年もその新津美術館が特撮アートの企画展をやってくれました。

ウルトラマンの次に来るべき特撮ヒーローと言えば…
そうです、仮面ライダーです。

5月18日から7月28日までの約二カ月強、
仮面ライダーアート展が開催されています。

rider_art

このアート展、今年の3月?4月の約一カ月間、福岡県の福岡アジア美術館でも既に開催され、
この新津美術館での終了後は8月1日から、青森県のサンロード青森でも開催される予定。

さて、新潟市秋葉区の新津駅に降り立つとちょうど昼頃なので、まずは食事。


実は、昨年は朝一で入館したのですが、
美術館の周囲に余り食べ物屋さんが無く、難儀したので、
今回は事前に食事をすることにしました。

駅から歩いて数分のところに、昔ながらの洋食屋さんを発見。
メニューで見つけた、「ギリシャ風ピラフ」を食べます。

lunch

デミソースで炒めた濃厚な味わいのピラフで、食べ応えがありました。
幾ら好きなものを見るといっても、空きっ腹を抱えていては楽しさも半減です。
腹ごしらえも忘れずに。

さて、駅前からバスに乗り、のんびりとした新津の町を眺めながら美術館に向かいます。

窓から眺めていると、あちこちに「仮面ライダーアート展」のポスターを発見。
町を挙げて、フィーチャーしているようですね。

こういうジャンルものの企画を地域がしっかり理解してくれている。
嬉しいことです。

そして、バスで走ること約20分。
美術館に到着すると、仮面ライダーの大きな看板やポスターがお出迎えしてくれます。

kanban

やっぱ、こうでなくちゃ!

気分も盛り上がる中、入館すると、ありました!

rider_01

昨年のウルトラマン同様、今年も二階展示室への階段では歴代ライダー達が並んでます。

rider_02

平日ということもあってか、入館者は大人ばかりですが、
ライダーの前に立ち止まって
「ZXが…」
とか
「V3だ」
とか言っているのも聞こえます。

展示室へ入ってみましょう。

展示は昭和ライダー編平成ライダー編二部構成ですが、
まずは昭和編から。

おっ、真っ先においてあるのは原作者・石ノ森章太郎先生愛用のペンです。
これがライダーを生みだしたのかぁ…

そして先に進むと、展示されているのは…おぉ!

仮面ライダー the first本郷猛(秋田文庫5-52) (秋田文庫 5-52)
仮面ライダー the first本郷猛(秋田文庫5-52) (秋田文庫 5-52)

漫画「仮面ライダー」の第一回の生原稿
しばし読者になり、じっくりと拝読。

更に進むと、石ノ森先生による、ライダーのキャラクターデザインや各種のイラスト。

ハリケーンを駆るV3の後ろに、アサルトライフルを持ったライダーマンが乗っているイラストや、
キングダークに立ち向かうX、アマゾン、ストロンガー
というTVではあり得ない顔ぶれのイラストなど、
オリジナルな展開のものが目を惹きます。

rider_ilust

巨大化したが煙の中から屹立している、
墨痕も太々しいパワフルなイラストもグッとくるものがありました。

さて、イラストコーナーが終わると、
何と壁にショッカーの改造手術台が!

shocker

ここに乗って、あなたも本郷猛気分を味わっちゃおうという趣向ですね。

当然ながら、私も乗って、スタッフの方に写真を撮ってもらいました。
皆、おんなじ気分になるのか、写真撮ってもらっているのは、大人ばっかりでした。

昭和ライダー展示の最後は、
始祖である「仮面ライダー」から現役の「ウィザード」までオープニングを一挙に見るコーナー。
ここも大人が集まっています。

今見るとプリミティブなパワーが感じられる「仮面ライダー」から、
時代と共に段々映像も洗練され、平成ライダー達のスタイリッシュなオープニング映像には隔世の感もありました。

私の前にいた御夫婦と思しき二人組(30代ぐらい)が座っていましたが、
奥様は「クウガ」のオープニングを見て
「あ、オダジョーがライダーやってたの?」
とか驚いています。

まぁ、「クウガ」も、もう13年前ですからね。そろそろ知らない人もいるかも。

続いて、平成ライダーのコーナーへ。

wizard

クウガからウィザードまでのライダー達のスーツが並び、
写真撮影もOK、というのは嬉しいのですが…
展示はスーツしか無いの?

ちょっと寂しいなぁ…

555

スーツを間近にして、細かいディテールもじっくり見られるし、
これはこれでいいんだけど、ね。

もうちょっと、プロップとかシナリオとか関連グッズとか、
展示にボリュームが欲しかったかも…

最後に、仮面ライダー生誕40周年のアニバーサリー企画として、
ライダーをリスペクトするアーティストの方々が描いたイラストが展示されています。

紫がかった色遣いがアーティスティックな麻宮騎亜のライダー、
ライダーと電人アローがダブルキック!している一峰大二のライダー、
ショッカー怪人がギッシリと描かれた唐沢なおきの作品、
ラーメンを食べている小池さんとサイクロンを二人乗りしている鈴木伸一のライダー
などなど、各々のライダー観がうかがえる画が一杯。

中でも一番インパクトがあったのは、
やっぱりアンパンマンとライダーが一緒にいる、やなせたかしのイラストでしょうか。

yanase

これ見ると「アンパンマンとかめんライダー」というエピソードがあっても、
違和感無いようなライダーでした。

出口では、皆を見送っている一号ライダーの横で、
お約束ですが、変身ポーズを決めて、記念写真

ichigou

そういう人は大勢いるんでしょうね。
スタッフの方も手慣れた様子で「ハイ、撮りますよ」と手伝ってくれました。

なかなかワクワクさせられる企画でしたが、
やっぱり昨年の「ウルトラマン創世紀展」に比べると、展示のボリュームがちょっと物足らない面も感じます。

来年も、きっと新津美術館は何か私達向けの企画をやってくれるであろうと期待しているので、
その辺は関係各位へ御一考お願いしたいところです。

とは言え、この企画もなかなかの人気で開始以来、7月6日で観覧者三万人を超えました。

▼これ、休日の様子らしく大盛況!

ちなみに、三万人目の観覧者はお母さんと一緒に来た小学二年生の男の子でした。
一番好きなライダーは、何とスーパー1だそうです。
(ちなみにお母さんはアマゾンの大ファン)

彼が生まれるはるか前に活躍したライダーが、
現在の子供達にも現役のヒーローとして愛されている。

改めて仮面ライダーの偉大さを感じる出来事でした。

期間もあと少しになりましたが(紹介するのが遅くなって、申し訳ありません)
機会があれば夏休みに出掛けてみてはいかがですか?

仮面ライダーアート展/新潟市新津美術館(2013/7/28まで)

大きな地図で見る

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(関連ページ)
2013 仮面ライダー・アート展2013に行って来た! - YouTube

【現地密着レポート】『ウルトラマン創世紀展』へ行く! - 特撮ヒーロー作戦!


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