東映特撮を支えた名監督・長石多可男さん逝去。

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以前の阿部征司プロデューサーの件に次ぎ、東映特撮ファンの方には悲しいお知らせです(T_T)

デビュー作の「ザ・カゲスター」から「天装戦隊ゴセイジャー」まで。

35年以上の長きに渡って数々の東映特撮ヒーローを手がけられきた
長石多可男監督がお亡くなりになったそうです…


長石多可男さん死去 平成の仮面ライダー支える - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
(快人タヌキ人間さん、コメント情報ありがとうございますm(_ _)m)

映画監督の長石多可男さんが、3月31日に進行性核上性麻痺のため都内の病院で死去したと、東映が3日に発表した。享年68。

長石監督といえば、個人的に抱いてた印象はすごい”職人”さんっていうイメージです。

円谷さんとこの飯島監督や実相寺監督といった方々と違って、
あまり監督のこの作品のこれが好き!という感想は
正直余り持ってなかったのですが…

今回改めてその手がけられた作品リストを確認させていただいて、

「電磁戦隊メガレンジャー」
「星獣戦隊ギンガマン」
「仮面ライダークウガ」
「仮面ライダー電王」
「仮面ライダーディケイド」

過去にはまった作品のことごとくに長石監督が参加されていた事に今更気がつきました。

特にクウガの「EPISODE18 喪失」。
未だに脳裏に強烈に残っているあの話も長石監督なんですね。

あの毒にやられた雄介の苦悶のシーンなんかも
今なら「放送禁止スレスレなんじゃないか…」
と思うくらいリアルですけれど、
あんなシーンを子供番組で演出されたというのも正直凄いです…

そして、wikiに書かれている数々のエピソード。

長石多可男 - Wikipedia

溝口琢矢が語ったところによると『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の撮影中、
あるシーンの撮影でカメラのフレームから目をそらしてしまった際、
すかさずいのくまが「下を向くな!」と叱り飛ばした。
すると長石が、
「私が選んだ役者だ、怒るなら私を怒れ!」
と言って庇ってくれたという。

これなんか監督の人間味と男気がすごくよく伝わってくる逸話です。

そんなエピソードの分量の多さが、そのまま
長石監督の東映作品における"存在の重さ”を物語っているような気がしますね。

享年は67才ですか。正直召されるには早すぎです…(T_T)

心からご冥福をお祈りいたします。


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Comments [4]

No.1

長石多可男さんの作品、個人的には
「ブーバ地球に死す」
「処刑都市XX作戦」(「幻影都市デスパー・シティ」のリメイク的作品)
などの戦隊作品が強く印象に残っています。

ご冥福をお祈りします。

No.2

長石監督というと個人的には平成ライダー初期の作品ばかり思い浮かべちゃうんですが
自分もギノガの恐ろしさと同時にクウガならズ・ザイン・ダの回とメ・ガリマ・バ、ゴ・ガメゴ・レの回が印象的でした
ギノガやガリマのゲゲルの恐ろしさの表現、それと『マイティキック』を一番格好よく撮っていた監督さんじゃないでしょうか
それと龍騎の仮面ライダーシザースの回も長石さんでしたね
あの回も龍騎という作品を象徴する衝撃的な回で、サスペンス・恐怖演出と龍騎ならではのスリリングで今までにない世界観の表現が見事でした
そして仮面ライダー555の3話と4話、長田結花の初登場回
『叙情的』と言われる長石演出の真骨頂で、ラストの木場と結花の出会いのシーンは
『長石トンネル』が個人的にもっとも印象強く記憶に残った回でした
あの回もパイロット版の1話2話より本当の意味で仮面ライダー555という作品の方向性が決定付けられた回でしたし
実験作要素の強かった初期平成ライダーになくてはならない中心的な人材だったと思います
それと忘れちゃならない、仮面ライダー剣最終回
あれは永遠に語り継がれるべき最終回だと思います

一方でメガレンジャーやシャンゼリオン、電王のような明るいコミカルタッチの作品も多く手掛けられてるんですよね
でもコメディ一辺倒でなくそれぞれの作品でハラハラドキドキの緊張感や敵への恐怖を演出できる、
恐怖も笑いも悲劇も出来るバランス感覚に優れた演出家さんだったと思います
本当惜しい方を亡くしました
かなりショックです
不平不満になっちゃうかもしれませんが、最近どうも平成ライダーシリーズの画面から
昔のような手に汗握る緊張感が失われちゃってるように感じてしまい
その事が、どうも長石監督が現場から長らく離れてしまっていた事と関係あるんじゃないかな…と感じていた矢先のこの知らせでした
合掌、ご冥福をお祈りします

No.3

ツバサさん、私も長石監督の訃報はショックでした。このところ昭和特撮の功労者が相次いで亡くなられていますが、長石監督は3年前までゴセイジャーで活躍された方です。仮面ライダーの助監督に始まり、80年代、東映以外の特撮が死んでいた時も、東映で活躍され、2000年代の特撮の興隆も、長石監督のような方のご活躍にはなかったはずです。
東映特撮が、日本の特撮の歴史を支えてきた事実を考えると、長石監督の功績は大きいです。
これからも東映ヒーローは活躍します、長石監督、天国から見ていてください。

No.4

長石多可男監督の演出された仮面ライダー剣の最終回がちょうど3月末に集中放送されておりまして、平成ライダー初期の田崎、石田、長石監督ルーティンの担当の頃が自分的には一番好きなんだなと改めて思ったしだいです。

剣の最終回は切なく、また悲しい物語でした。昭和のヒーローからストーリー性の強い平成ライダーまで長らく携わっていらっしゃった長石多可男監督。

ロケ先で同じところで撮りたがるから、長石トンネルとか有名になりましたが龍騎の浅倉を好演した萩野 崇さんにシャンパンを送った話とか伝え聞きます。

ゴセイジャービデオ版で新番組の登板もなく、もったいないと思っていました。電王の3-4話も印象的でした。

まだまだご活躍を期待しておりましたのに残念です。

心からご冥福を申し上げます。

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ウルトラマンネクサスの大ファンです。
現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
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