▼とことん！石ノ森章太郎（NHK　BS2)

忙しい合間にちょっとずつ見てます。
第１夜はサラセニア人間（劇中ではサラセニアンとは呼ばないんですね）のとこまで見ましたが、そこまでの感想。

まず副題が「仮面ライダー誕生」だけあって
そのいきさつが再現ＶＴＲで紹介されたんですが、
石ノ森先生役がなんと唐橋充さんだったのには驚きｗ

ＮＨＫのこの番組に対する並々ならぬ力の入れ具合を感じましたです(^-^)

●仮面ライダー＃１『怪奇蜘蛛男』

超久々に見たんですが、思ってたよりもはるかに面白かったです。
ムードがおどろおどろしくて、子供向け活劇というよりも、
大人向け”怪奇アクション”という感じですね(^-^)

まず感じたのはお話のテンポがすごくいいということ。

冒頭から、いきなりショッカーに拉致される本郷猛。
それから改造手術→脱出劇とあっという間に基本設定を説明し終えてしまいます。
このへんの語り口はすごくよくできてますね。
最初は唐突に思った拉致の理由も「恩師の紹介（爆）」としっかり説明できているし。
実に巧みな脚本だなあ…と思いました。

そしてアクション。

ゲストの出渕さんも指摘してましたが、駒落としを使った演出がなかなかスピーディ。
私的には、ライダーのキックがいつもより高く軽やかに上がっているなあ…とか思いながら見ていたんですが、後のトークで

スーツアクターが藤岡弘、さん本人

ということを聞いて、びっくり（すっかり忘れてましたよｗ）

ライダーの最初の登場（崖の上！）も、もうしびれるほどのカッコよさ。
あのピンクの複眼がたまんない！

さすが特撮ヒーローの歴史に残る第１話です。

そのほか、石ノ森先生の生前のお姿も見れたし、

・たまにマスクが合ってないライダーが登場するのはなぜか？

とか

・１クールごとに内容が強化されているのが凄い！

とか、マニアックな話もたんのうできました(^-^)

ゲストの藤岡さんの

撮影が厳しすぎてヘトヘトで、家に戻ったら、
そのまま倒れこむように玄関で寝ちゃった

という逸話も印象的。

現場に熱があった。情熱があった。

という言葉を象徴するような話ですね。

評判がよかった最初の企画案「クロスファイアー」を”毒がない”という理由で没にした石ノ森先生のこだわりとも共通するように思います。

やっぱり作り手の思い入れが、よい作品には不可欠なんだなあと改めて痛感。

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ｐｓ。
松村邦洋さん以下ゲストの方々がしゃべる時の
子供時代に戻ったような嬉しそうな顔も印象的でした(^-^)

未見の人はまぢ手をつくしてご覧になった方がいいと思います。
（特に最終夜のライダー特集はこの分だと大期待！）

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