ウルトラマンメビウス/#19『孤高のスタンドプレイヤー』

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脚本・太田愛さん、メビウス2回目の登板です。

今回の主人公”スタンドプレイヤー”ジョージが、チームワークというものをちょっとだけ理解するようになる…というお話。

こういう「一歩成長する」というお話って、けっこう好きなんですよ。
決してイキナリでもなく、仰々しくもなくて、身の丈にあっているって感じで(^_^)
太田さんの脚本に共通して感じる感覚でもあったりするんですけど。

一番イイなあ…と思ったのはラストです。


最初の1戦で、ジョージはディガルーグの真の姿を見極めていた。 しかし、それを明らかにすることは、テッペイの作戦ミスを指摘することにもなる。 彼のため、ジョージはわざと嘘をついて、自らが道化となり、テッペイの判断の正しさを称えたのだった…

お話の最初の方のジョージなら、こんな配慮はなかったはずです。
あくまで、自分の正しさを貫こうとしたはず。
それが、最後にこんな仲間への思いやりを見せるようになる…

この短い話の中で、彼が確かに成長した証ですね。

そして、その成長は決して彼だけの力でできたものではありません。
GUYSメンバーの、そしてとりわけリュウのジョージに寄せる熱い友情があってこそ。

あの爆風のさなか、危険を顧みず、ジョージを救いにきたリュウ。
あの姿を見て、ジョージは何を思ったことでしょう。

それはおそらく、先週ミライが感じたことと同じ思い。

「自分は一人じゃない。」

そう、この回と先週の「ウルトラマンの重圧」は、テーマがほとんど同じような気がするんですよ。

前回では、ウルトラマン=ヒビノ・ミライが悩む。
今回は、人間=イカルガ・ジョージが、同じように悩む。

悩みの内容も、”周囲とのあつれき”。
そして、周りとのぶつかり合いの末、絆をさらに深める…

ほとんど同じ展開で、

「ぶつかりあい、励ましあい、立ちはだかる闇を超えよう。」

オープニングの歌詞の一節、そのままです。

このことは何を意味するかと言うと…

ウルトラマンと人間

それを等価に描いていこうということなんだと思います。

壁にぶつかり、葛藤しながら成長する姿。
その姿を、ウルトラマンと人間、分け隔てなく描く。
それが「ウルトラマンメビウス」という物語のテーマなのですね。

そして同じような両者が、悩みを超え、手を取り合い、
立ちはだかる大きな闇を超える。

そんなお話がこれから描かれていくに違いありません。
その今は、準備段階。

ラストには、きっとGUYSとミライに、大きな闇=試練が待ち構えています。

でも、1歩ずつ、ちょっとずつ、成長していっているミライと仲間達は、さらに大きくなった信頼と友情の絆で、その試練を乗り越えていってくれることでしょう。

******

って、なんか19話の感想から逸脱しちゃった感じですが(汗
でも、なかなか面白かったです。
太田脚本、やっぱりすごい好きかも(^_^)

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Comments [5]

No.1

ディガルーグってあの角が光ってる個体が
実像って事なんでしょうね。
それを教えてあげれば、テッペイなら
「角の発光パターンに周期性が云々…」という発見が
出来たかもしれないのに。スタンドプレイヤーですねえ。

何気に今回、隊長がリュウに語ったセリフって
誰がなんと言おうとウルトラが好きなんだい!
って感じの僕にはグサリと来ました。

No.2

こんにちわ!>ユエグさん。
コメントありがとうございます

>スタンドプレイヤーですねえ。
確かにおっしゃるとおり、テッペイなら真実を指摘されても前向きに取り組めるような気がしますが…
まあ、ジョージ彼なりの思いやりということで(^^)
いきなり改心して性格がひょうへんしちゃうより彼らしいじゃないですか(^^)

>隊長がリュウに語ったセリフ

いいセリフでしたよね。
なんかヒビキさんがいいそうとか思いながら見てました(笑)

No.3

こんばんは。
私も昨夜の印象的なエピソードは、サコミズ隊長の言動に尽きますね。
若いクルー達を後方から見守りつつ、適時有効な助言を彼等に授ける。まるで、GUYS学校の担任みたいに思えます。
(ウルトラマン先生?)

サコミズの薫陶を受けたクルー達が、立ちはだかる闇をどう乗り越えるか? 今後とも見逃せません。

しかし、怪獣や星人よりも恐ろしいのは、人の心に棲む「闇」。それを象徴するあのエピソードの解答に、大きな期待をしています。

No.4

かっこいいけど、かっこ悪い。
かっこ悪いけど、かっこいい。
そんなアイハラ・リュウ隊員が良いです。
あのままかっこよく助けたら、きっとジョージの
理解ももっと少なかっただろうな、とか。

隊長の台詞。
ゾフィー説もあるけれど、80説を多いに押したい。
ミサキ女史は、ユリアンだ!
とか感じちゃうような話でした。

No.5

ブレイブもそうだけどあの銃ももう少しなんか描写があればと思ったんですが。(劇場版カブト・ボウケンジャー見てきましたよ?)

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現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
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