みなさんは映画見るとき、何を基準に選んだりしてますか？

TVで話題の映画、友達からの口コミ、好きな俳優さんの新作…
いろんな基準があると思います(^^)

私がよくやるのは

自分と感性の合うコラムニストさんの映画評を参考にする

という手。

何人かこの人は信頼できる！という人がおりまして。
その人がほめてる映画とかを選ぶと、あまり外れがないですね。

ポイントとしては、いわゆる映画評論家の方ではないこと。

他に本業はあるんだけど、映画が心底好きでコラム書いてる…
私が信用しているのはそんな方々ばかりです。

ただ難点としては、なかなかそんな方は見つからない…ということだったりするんですが（苦笑
特に”特撮好き”という自分の属性にピッタリ合う方はなかなかね?。

そしたら。

こないだ偶然にもそんな方を発見してしまいましたヨ！
初めての映画エッセイ「戦車映画」を出された漫画家の吉田戦車さんです！

吉田さんのマンガはスピリッツとかでよく読んでましたけど、正直こんなに特撮がお好きな方とは思いませんでした。

「ゴジラファイナルウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」「仮面ライダー響鬼」「ローレライ」「宇宙戦争」…

うちのブログのネタとかぶるかぶる(^^)

エッセイで取り上げられている作品のうち、なんとほぼ1/3が特撮/SFX作品ですからね。吉田さんがいかにその手の作品が趣味なのかがわかります。

で、ただ取り上げているだけじゃなくて、すっごく”愛”があるんですよ！

ちょっとその内容の方を引用してみますと…

「劇場版仮面ライダー剣　Missing Age」

おもしろいものを作ってくれる限りは、じいさんになっても変身ヒーローものは見続ける。
死ぬときに、１年間燃えた番組が最終回まで残すところあと２回！などという状況になるのが何より恐れていることだ。

いきなりこれですから(^^)
吉田さんはライダー大好きみたいで、全然関係のない「デスペラード」とかのレビューにも、本郷ライダーの話が出てきたりします（笑）

「ULTRAMAN」

いつか子供向けではないウルトラマン映画を世に問いたい。
いつか「オマエいい歳して、まだそんなの見てんの？」などと蔑まれないものを作りたい。
そういう気持ちが静かに爆発したのがこの映画だと思う。

うれしかった。
今まで生きてきたすべてを、怪獣好きな子供っぽい部分のすべてを肯定してもらったような気がした。

うう?（号泣
不遇なNプロジェクトに、「ULTRAMAN」に、こんなエールを贈ってくれるなんて…
私が知る限り、もっとも「ULTRAMAN」への愛にあふれた文章です。
”怪獣好きな子供っぽい部分のすべてを肯定してもらった”ってホントにそんな感じですよ！

「仮面ライダー響鬼と７人の戦鬼」

まだ放映の途中だが、「仮面ライダー響鬼」は、私の中でベストワン変身ヒーロー番組に躍り出た。今年の私は幸せである。

そして、「仮面ライダー響鬼」もメチャメチャ愛してらっしゃる吉田さん。引用した文章のあと、２ページに渡って、吉田さんの熱い熱い”響鬼愛”が語られます(^^)

｢７人の戦鬼｣に対しては、

私は笑いながら｢オレの脳内の”昔の響鬼”とはちがう話なんだ｣と覚悟を決めた。

って…吉田さん、噂通り、前期派なんですね（あまり前期・後期と分けちゃいけませんけど。今見ると後半もなかなか(^_^)）

ね。引用したこんなちょっとの文章にも”特撮愛”を感じませんか？

ネクサス・響鬼・平成ガメラ・クウガ…
私と愛するモノがほとんどかぶっていて、ちょっと感動してしまったりして(^^)

ウルトラマンを好きな自分でよかった、とこれほどまでに感じたことはない。

「ULTRAMAN」のレビューのラストのこの一文には、ホントに共感していまいました。
なんか、”おおっ！仲間だ！”って感じがするんです…

ためになるコラムとか、役にたつコラムとかゆーのはいろいろ他にもありますが、こんなに自分に感性が近く感じられるモノはあんま読んだことない。

うちのブログの読者さんとかには、十分オススメだと思います。
読みやすい本なので、書店とかで見かけたら、手にとって見てくださいませ。

ちなみに、私は吉田さんオススメの作品をこれから順繰りにチェックしていこうと思ってます。
第１弾の「妖怪大戦争」は、やっぱりかなり面白かった！
次は「下妻物語」あたりかな(^^)

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