【ウルトラマンマックス】#33『ようこそ!地球へ(前編)』

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待望の飯島監督登板、バルタン星人復活編です!

今週の前編は、サブタイトルが、”バルタン星の科学”。

前半は、不思議魔法少女”タイニー・バルタン”大活躍。
後半は、重力を自由に操る”ダーク・バルタン”にウルトラマン初の敗北・・・

とってもバラエティに富んだ展開で、すっごく面白かったです!


●変わらない飯島演出

作品自体の評価は、次回の後編を見てからとするとして、飯島監督の演出は変わらないですね?。

序盤の雰囲気とか、「そして次の日また」とわざわざスーパーインポーズする演出とか、
ホント「ダイゴロウ対ゴリアス」をほうふつとします。

怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス
犬塚弘 飯島敏宏 三波伸介
B0009Y295Q

子供にもわかりやすく!という狙いなんでしょうね。

紙飛行機が乱舞するシーンは、すごくファンタジックだし。
ダーク・バルタンVSマックスのバトルは、アイデア豊富&テンポ軽快!
マックスでのベストバトルの一つに数えてもいいかも!

某巨大掲示板の書き込みで

「70歳の老人が撮った作品とは思えないほど若々しい感じ」


という書き込みがありましたが、全く同感。

厳密には、飯島さん、1932年のお生まれですから、今年74歳!
すばらしい感性というか・・・驚きです。

●科学に対するオプティミズム(楽観性)

飯島監督の作品を見てて、よく思うのは、常に”目線が暖かい” ということなんですよね。

好んで子供たちを描かれるので、それがよくジュブナイルっぽいと見られるゆえんだと思うのですが、 その目線の対象は、決して子供たちにばかりに向いているわけではなくて。

人間そのものを。
そして、その人間の持つ”科学”をも常に、肯定的に暖かく見つめておられるような気がします。

昭和のウルトラマン誕生のころ・・・科学は、” バラ色の夢”そのものでした。
でも時は流れ、科学の発展とともに、その裏側・限界みたいなものが見えてきた・・・というのが今の時代。

ヨシナガ博士が、タイニー・バルタンが巻き起こす珍事件をいろいろ説明しますが、 あれがまさに今の時代を表しているような気がするんです。

何事も、物事には裏がある。
その視点は、”不思議”を、ただの現実に矮小化してしまいます。

でも、今の私たちの科学だって、もっと遅れた文明の目から見たら、充分魔法に見えるはずですもんね。
少なくとも、ウルトラマンの時代では、科学は、もっと”不思議”であったはずなのです。

そんなんじゃツマンナイヨ!
もっと不思議な、ワクワクするような目線で物事を見ようよ!

バルタンたちが使う”超科学”には、飯島さんのそんなメッセージがこめられているような。

常識に囚われずに、何事も、肯定的に・・・

私が、飯島監督の作品が大好きなのは、そんなオプティミズムを強く感じるからなのです。きっと。


●そして来週へ

でも、見ていて、ちょっと不満点も。

マックスが、ダーク・バルタンの捕獲ビームで身動きとれなくなるシーン。
あのシーン、なかなか緊迫していて、もしかして、「セブン暗殺計画
(この作品も飯島監督演出です)の再現? と思いながら見てたんですよー。

まあ、結局は、自力でふりほどいちゃうわけですが、あそこは、希望としては、「セブン暗殺計画」 と同じ、

マックス、十字架にハリツケ!

の展開でいってほしかったですね!

で、後編では、

・ハリツケにされたマックスを助けようとするが、重力バリアに手も足もでないダッシュ
・怖がって隠れているタイニー
・そのタイニーを説得する勉
・タイニー、勇気をふりしぼって、再び現れる
・タイニーの指揮で、子供たちが団結!マックス救出作戦開始!

とかしてくれると、非常に私好みでサイコーだったのですが(^-^)

まあ、そういうわがままはおいといて、来週の後編「さらば!バルタン星人」も楽しみですね!
たぶん、サブタイトル通り、タイニーと勉の別れということになるんでしょうが。

ラストの数カットに思いを込めました。

とのことですから、くれぐれもお見逃しなきように(^-^)

ということで、来週に続きます。 バルル?♪


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