【ウルトラマンマックス】#19『扉より来たる者』レビュー

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どうも遅くなってすみません(T T)

ウルトラマンマックス」第19話のレビューお贈りします。

いきなりですが、今回のお話。
「なかなか難しいテーマに挑戦しているなあ…」という印象を受けました。

意欲的だなあ…でも今一つ!という感じでしょうか。


●スタートレック&スターゲイト?

そのテーマとは、

「異なる文明同士のコンタクト⇒対立」

という、海外のSF番組で良く見られるようなテーマ。

例をあげると「スタートレック」 でしょうか(スタトレは番組のテーマ自体が「未知なる文明の探索」というものですしね)
あと、ドアが別惑星への門になっているってのは”スターゲイト” っぽいですね
(どこでもドアという説もありますが(笑)

スタートレックとの共通点という視点では、私もよく拝見している 「kashindoの日記」さんが、

今回の宇宙人「ターラ星人」は、スタートレックDS9の” ジェムハダー”に似ている!


という目からウロコの記事を書かれていますが、それには私も同感です。
(ちなみに、この”ジェムハダー”。悪役ですが、ある意味悲しい運命の宇宙人なのですよ。 「仮面ライダーFirst」での改造人間が血液交換が必要だという設定の元ネタだと思うんですけどねー… 詳しくは別の記事でうちのネコ(笑)が解説しております。
興味ある方はどうぞ。⇒「ライダーFIRST&GARO…特撮エース立ち読み雑感。」)

●宇宙視点でのウルトラマン

でも、こういう宇宙的な視点のストーリーでの 「ウルトラマン」は、ある意味とても新鮮ですよね。

特にM78星雲という星の設定自体がお話に絡んでくる話は、 実はウルトラシリーズではあんまりなかったりしますから、
パッと思いつくのは
ウルトラセブンの「ノンマルトの使者」で、ダンが、「僕の星M78星雲では、地球人のことをノンマルトと呼んでいる…」 と独白するシーンとか
ウルトラマンタロウのテンペラー星人登場編とか
ウルトラマンレオのウルトラキー盗難編とか…

話自体に意味のある関わりかたをしている話でパッと思いつくのはこれくらいかなあ…
(他にもあるかもしれないですけど)

kashindoさんが記事で書かれていますし、私も以前に記事「出来たらいいな。 『ウルトラウォーズ』」で書きましたけど、この方向をもっとひろげてもらったら、 すっごく面白いウルトラマンが展開していけるような気がしますね。

宇宙をテーマにしたスペースオペラとしてのウルトラマン!

地球をこれから宇宙に挑んでいく未開の惑星として、それを人を(なぜか)守るM78星雲陣営と地球を警戒する他の異星人陣営という設定は、 十分スペースオペラとしてイケる!と思うんですけどね(^^)


●やや消化不良?

そういう風に夢を与えてくれた今回のお話だったんですが、正直お話自体は、テーマの深さに対して展開自体やや消化不良だったかなあ… という気がします。
ちょっと詰め込みすぎのような。
映画版とか、もっと時間がある枠内で見たい話でしたね。

そもそもターラ星人が地球とM78星人を憎む動機が???。
あの惑星の人類が養えるほどの食料をあのゲートから運搬していたというのはちょっと無理がありますし、 当時の地球にそんな食料の増産能力があったとはとても思えない…
昔の中国と日本みたいに、文化の伝播があったというなら理解できますけど。

で、ラストも、結末が描かれていない。
今回のセカンドコンタクトの結果、ターラ星人がどう変わったのか?そこが描かれていないので、 見ている私としてはちょっと欲求不満になりました。
マックスに倒され、全滅…では余りにキャラとしてかわいそうでしょー(T T)

●スタートレック調「扉より来たる者」

で、これが”スタートレック”調なら、どんなストーリーになるか?を妄想してみたのですが…

まずターラ星人はもっと大勢生き残っています。
地球を断固攻撃する!という過激派と、また仲良くしようよ…という穏健派に分かれて、これまた対立しております。
で、ダッシュのメンバーは彼らとコンタクト。
過激派の抱いている憎悪は誤解だと説明しますが、なかなか理解してもらえない。
ダッシュに好意的な穏健派のリーダーは美女で、ヒジカタ隊長と仲良くなったりします(笑)

で、メインのお話とは別ラインで、エリーのエピソードも描かれますね。
星人の青年と親しくなるエリー。
青年はエリーと同じく、戦闘は初めてで、勇敢に戦うことがいかに偉いか…をエリーに語る。
エリーは、青年にプログラムには設定されていない”全く新しい反応”を感じるようになる。

そして、ラストに地球に攻め込もうとする過激派と、穏健派の間に戦闘が勃発!
門を守ろうとする穏健派とそれを援護するダッシュ。
過激派は、守護神ギルファスを起動させる。
マックス出現! ギルファスとの戦闘!

その闘いのさなか、エリーとともに初陣を勇敢に戦っていた青年は、撃たれ、 エリーの目の前で命を落とす。
心を通わせた人間の死…それを目の当たりにして、エリーに新たな感情が芽生える…

そして、意外なラストが…

みたいな感じでしょうか(ただの妄想ですけど(^^))

でも考えてみたら、こんな展開長すぎて30分のテレビ枠ではとうてい無理ですね(爆)
CMのぞいたら、正味22?3分しかないんだもの…
スタートレックは1話で大体その倍の分数ありますから。

たったの20分そこらで、面白くお話まとめるのって大変そうだなあ・・・
マックス(だけじゃなくて他の作品も)の脚本家の方々、ご苦労様です!って感じです。

そう考えたら、あの「第三番惑星の奇跡」って作品自体もホント奇跡だったんですねえ…

(以下その他のポイント)

●オザキ博士
まんまモロボシ・ダン(笑)
メガネを取り出したあのシーンでは、思わずヂュワっつ!っていってかけるのかと思っちゃいました(笑)
でもホントにマックスってサービス精神旺盛ですよね。
他の話では、科学特捜隊のイデ隊員も出演されるそうですし(役名は” ダテ”だって(^^))。
ティガみたいに最終回ではまた勢ぞろいして活躍!とかしてくれるとウレシイんですが(^^)

●エリー
毎回イイ場面をみせてくれるエリーちゃん。
今回はまずかけっこ。
走る時のピコピコ音が、アトムみたいで、もー可愛い?♪

そしてあのアクティブモード
洋服脱ぐのは、やはり冷却のための仕様でしょうか(笑)

●ミズキ隊員
カイトにラブラブなのはもうデフォですね。
十字架から助け出されて、カイトの胸にもたれかかったあの時の表情って・・・
お幸せに♪って感じでした(^^)


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Comments [2]

No.1

なんかTB乱発してしまって申し訳ないです・・・。削除の方お願いいたします。
ターラ星人はおそらくアレクサンダー大塚しか残ってなかったんでしょうね?。それ考えたら、もうちょっと諭して、生かす方向に導いていって欲しかったですけど。
まぁ、今回は深く考えず、ダン&ハヤタ祭、女子の黒タンクトップ祭として考えた方が良いでしょうね(笑。

No.2

コメントありがとうございます!>nationwiseさん

>もうちょっと諭して、
>生かす方向に導いていって欲しかったですけど。

はい。なんか彼が悲しすぎますよね。
そういう救いがほしかったと思います。

>ダン&ハヤタ祭、女子の黒タンクトップ祭として考えた方が良いでしょうね(笑。

タンクトップ祭(笑)
エリーのそれは、コスプレ好きな人がやりそうな気がしました(^^)
冬コミ屋外では寒そうですけど(爆)

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現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
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