2006年07月23日

ウルトラマンメビウス/#16『宇宙の剣豪』に見るテーマ性。

メビウス16話『宇宙の剣豪』。
なかなか手に汗にぎる、燃える話でした。

後記しますが、メビウスの作品テーマを改めて再認識。
やはり赤星脚本の回は重要なポイントになりそうです。

時間がずれたので、見逃した方が多そうなのが残念ですけれど…
そんな方々のためにざっとあらすじを。

地球に接近するオオシマ彗星。 フェニックスネストでは、ミライとテッペイがまさにその観測をしている時… 彗星の上では、二人の宇宙人・ザムシャーとマグマ星人の果たしあいが行われていた。 侍のようないでたちのザムシャーは刀剣を振り下ろし、マグマ星人を両断する。 そこへ現れたのはバルキー星人。 さらに激化する彗星上での戦い。その影響で彗星は粉砕。 破片が地球に直撃する危機が! 地球破滅の危機に、ガンフェニックスは前回の無茶がたたってオーバーホール中。 ミライはガンブースターで飛び出し、GUYSは新兵器「シルバーシャークG」で破片を迎撃する準備に入る。 そこへバルキー星人とザムシャーが降り立った。 あっというまにバルキー星人を倒したザムシャーはメビウス=ミライと対峙する。 ザムシャーが地球へ来た目的…それは「ツルギとの果たし合い」だった!

ちょっと長くなりましたが、こんな展開。

マグマ星人&バルキー星人は、ザムシャーの強さを示すための”刀の露払い”役(T T)で、あっという間に退場(^^)

対決する宇宙人たち(ザムシャーVSメビウス・ヒカリ)。
そして地球を守るため必死に行動する地球人たち(GUYSメンバー)。

この両者が対比されながら、描かれます。

どちらかというと、GUYSメンバー一丸となっての対彗星作戦の描写により重点がおかれている感じ。

彗星落下まで残り数十分。
ザムシャーたちの影響で機器は満足に動かない。
その絶対的絶望の中で、シルバーシャークGを修理して彗星を迎撃しようとするGUYSメンバー。
その”最後まであきらめない”姿は、中心となるのがマル・トリヤマだけに、よけい普段とは違ったインパクトがあります。

必死に全員(ミサキさんまで!)で汗まみれになって、装置を完成させ、迫り来る隕石群を狙うスナイパーはリュウ、そして”流星シュート”のイカルガ・ジョージ!

最後に残った大隕石を狙って、”外したら地球破滅”のプレッシャーと戦うジョージ。ジョージの元プロサッカー選手という設定を見事に生かしていますよね。

この一連の隕石攻防戦は実に、手に汗にぎりました。

そして、地球人たちの、その”守るために戦う”必死な姿は、ひたすらおのれの強さのみを追い求めるザムシャーの心に”何か”をもたらす…

普通の話だったら、ザムシャーとウルトラマンたちの抗争をメインに描くと思うのです。

でも「ウルトラマンメビウス」はそうじゃない。

中心は、あくまでも人間たち

ちっぽけな人間の必死に生きる姿。
それが強大なウルトラマンや宇宙人の目にどう映るか…

それを描こうとしているように思えます。

前々から思っていたんですが、

ウルトラマンティガに代表される平成ウルトラマンのテーマが

人は光(ウルトラマン)になれる

ということだとするならば、

この「ウルトラマンメビウス」のテーマは、

光(ウルトラマン)は人になれる

ということのような気がするのです。

全知全能の神ともいえるべきウルトラマンたちにもない”人間”のすばらしさ。
ちっぽけな、そして限りある命だからこそ、持ち得る気持ち・感情・想い…
そういったモノを学ぶために、ウルトラマンメビウス=ミライは地球にやってきた。

そしてGUYSメンバーをはじめとする様々な人間たちとの交流を経て、若いウルトラマンたち=ミライやヒカリは人間のすばらしさを学び、ウルトラマンとして、そして人として成長していく。

「ウルトラマンメビウス」は、神ともいえる設定だった”昭和ウルトラマン”をある意味「人間ウルトラマン」にする。

そういう試みの作品のように思えるのです。

メビウスは”昭和ウルトラ回帰”と言われますが、そのテーマ性において、まぎれもなく「平成ウルトラマン」の延長戦上にある!と今のところの私は確信しています。

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コメント

なるほど。僕もメビウスというのは、
タイトル通り連綿と続くウルトラの歴史を一つの輪として
繋げていく作品のような気がします。
まぎれも無くメビウスには今までのウルトラの全てが収斂されていると
感じることがあります。今回は特にそれが、
顕著だったのではないかと思います。

さて、マグマ星人とバルキー星人ですが
まあ前回のグドンとツインテールよりかは
善戦したのではないでしょうか?
マグマ星人が二人も出てくるとは思いませんでしたし。
髪の色などが違っていたのは、
最初に登場した時が金髪で、ローランを追って再登場した時が
茶髪だったことを意識してでしょうか?
いずれにしても、ザムシャーはもの凄くカッコよかったと思います。
もしこれからちょっとしたレギュラーになれば、
今までのウルトラには無かったキャラ位置になると思うのですが…

Posted by: ユエグ at 2006年07月23日 19:04

既に気づいてるかも知れませんが 
ツバサさん、もう1度よく見返してみてください。
メビウスがなぜ強いのかをヒカリがザムシャーに説明し
GUYSメンバーが回想されるシーンで、
あなたがきっと喜ぶようなサプライズが施されています。

ヒント:トリヤマ補佐官の指!


メビウススタッフ、気が利きます!!


Posted by: NING VENG at 2006年07月23日 21:11

 俺的印象は、
光(ウルトラマン)は人である、という感じです。

第1話のウルトラの父の台詞、大事なものを知る、
とかいう台詞が、あるからなんですけど。

ウルトラマンヒカリがしばらくツルギだったのは、その
大事なものを知らなかったから、と考えると、
超人(ほかの星人も含めて)は超越してるゆえに
人のもつ力を忘れてしまう、ということなのかなあ
なんて思ったりしました。

Posted by: SOU at 2006年07月23日 21:33

 映画最新予告編でも、「ウルトラマンは神ではない」という言葉が言われていますね。本編とともに、「人間のすばらしさ」を表現した良ドラマを観たいですね☆

Posted by: てれすどん2号 at 2006年07月24日 21:07


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